離婚や別居が決まったとき、
「まずは引っ越しだ…」と分かってはいても、
いざ動こうとすると分からないことばかりじゃないですか?
私もそうでした。
特に子どもがいると、
「いつ引っ越したらいい?」「手続きって何からやればいいの?」
「子どもが退屈しないように準備って必要?」
そんな疑問や不安がどんどん出てきて、正直パニック寸前。
しかも、離婚のこと・子どものこと・仕事のこと…
引っ越し以外のことでも頭がいっぱいで、
引っ越し準備なんて手が回らない!って思ったこともありました。
でも、少しずつ段取りを整理していけば大丈夫。
準備の流れやチェックポイントをあらかじめ知っておくだけで、
バタバタ感や抜け漏れがぐっと減ります。
この記事では、
離婚・別居にともなう引っ越しをスムーズに進めるための準備について、
私の体験も交えながら、なるべくわかりやすくまとめてみました。
✔ タイミングの決め方
✔ 子どもへの配慮や暇つぶしグッズ
✔ 必要な役所の手続き
✔ 不用品の整理や買取の方法
✔ マイナンバーや郵便の手続きもラクに済ませる方法 など

引っ越し前後の準備は、ざっくりこんな流れです。
読んだあとに「ちょっと気持ちが軽くなった」「やること見えてきたかも」
そんな風に思ってもらえたら嬉しいです。
一つひとつ、順番に見ていきましょう!
引っ越しのタイミング、いつがベスト?
引っ越しって、家が見つかればすぐにでも…
と思うかもしれませんが、実は「いつ引っ越すか」もとても大事なポイントです。
特に、子どもがいる家庭や転園・転校がある場合は、タイミング次第で子どもの環境がガラッと変わります。
なるべくスムーズに、新生活をスタートしたいですよね。
◆学年の切り替わり前後が狙い目?
多くの家庭が意識するのは「4月(新学期)」のタイミング。
学年の切り替わりに合わせて新しい生活をスタートできるので、子ども自身も「みんなと一緒に新しく始められる」と前向きになりやすいです。
ただし、この時期は引っ越しの超繁忙期でもあります。
私も4月末に引っ越したのですが…
他の月にすればもっと安くなったなと感じました。
家はタイミング的にどうしてもそこしか空いていなかったので即決しましたが、
正直、あと1ヶ月ずれていたらだいぶ安く済んでいたかも…と思います。
費用重視なら「オフシーズン」も狙い目!
もし費用を抑えたいなら、「引っ越しが少ない時期(=閑散期)」を狙うのも◎。
おすすめの時期:
- 5月〜6月:繁忙期明けで価格が落ち着く。予約も取りやすい。
- 10月〜11月:学校行事が少なく、家族全体で落ち着いて動ける。
- 平日・月の中旬〜下旬:土日や月初・月末は割高になりがち。

これらのタイミングを選ぶことで、1〜2万円以上の節約ができるよ
年齢別:子どもにとっての「引っ越ししやすい時期」
子どもの年齢や状況によって、転居のストレスの感じ方は違います。
以下のような目安があるので、参考にしてみてください。
- 未就学児(保育園・幼稚園)
比較的環境に馴染みやすいですが、保育園の空き状況には注意。 - 小学校低学年
友達関係が大きく変わることに敏感な時期。学期の区切り(春・夏)での転校が理想。 - 高学年〜中学生
クラス替えや進学のタイミングにあわせることでスムーズな移行が可能です。
私自身、年長さんのときと、小学校低学年で2回子どもを転居させた経験がありますが、
そのたびに子どもはやっぱり荒れました。
新しい環境に慣れるまでは、ちょっとしたことで泣いたり、甘えが強くなったり、
親としても気が抜けない日々でした。
でも、時間とともに子どもなりに折り合いをつけていく様子も見えてきます。
だからこそ、引っ越し前後は「部屋を整えるより心のケア」が大事だなと実感しました。
やることが山ほどあって大変ですが、焦らず、少しずつやっていけたらそれで充分。
「完璧じゃなくても、今できることを一つずつ」そんな気持ちでいいのかな〜と思います。
最後は「家族全体の都合とバランス」で
「いつなら一番いいか」は家族によって違います。
- 家が見つかるタイミング
- 引っ越し先の条件(学区・保育園の空きなど)
- 仕事や転職の都合
- 子どもの気持ちの準備ができているか
こうした全体のバランスを見ながら、無理のないタイミングで決断できるとベストです。
子どもの「暇つぶし対策」は超重要!
引っ越し当日って、大人にとってはバタバタの連続。
荷物の出し入れ、業者さんとのやりとり、掃除やご近所へのあいさつなど…気がつけば時間が経っています。
そんな中で、意外と見落としがちなのが【子どもの暇つぶし対策】です。
「ヒマ〜」「まだ終わらないの?」攻撃、想像以上にきついです…
「ねぇ、まだ?」「ゲームしたい」「Wi-Fiないじゃん!」
正直、作業どころじゃなくなります(笑)

引っ越し当日に「これあってよかった〜!」となるアイテムたち。忘れずにチェック!
自分自身の片付けが終われば子供達は暇になり、何か対応をする必要が出てきます。。。
だからこそ、事前に“ヒマつぶしグッズ”を準備しておくことが、引っ越し成功のカギなんです。
私が実際にやってよかった「子どものヒマ対策」
当日、わが家で活躍したものはこちら!
- 携帯のギガ数を一時的に増量(低学年でも動画に夢中)
- タブレットに映画やアニメを事前ダウンロード(Wi-Fiなしでも再生OK)
- お菓子・ジュース・軽食を多めに用意(腹が減ると機嫌も悪くなる)
- 絵本や折り紙など、静かに遊べるもの
- 録画した教育番組をビデオデッキにためておく
新居はWi-Fi未契約だったので、ダウンロードしておいた動画が神でした。
小学生男子でもブーブー文句言うくらい、ネットがないのはきついみたいです…。
小ネタ:新居のネット契約、いつすればいい?
意外と忘れがちなのが「ネットの開通手続き」。
申し込みから開通まで2〜3週間かかることもあるので、内見で家が決まった段階ですぐ申し込むのがおすすめです。
「引っ越し先での静かな時間」をつくれると、親のストレスもかなり軽減されます。
Wi-Fiが使えない時間を見越して、オフラインで楽しめるアイテムの準備がカギになります!
引っ越し費用や支援制度のことが気になる方へ
離婚・別居にともなう引っ越し費用の不安や、支援制度をどう活用したかについては、別記事で詳しくまとめています。
引っ越し前にやっておきたい各種手続き
引っ越しって、荷造りや業者の手配だけじゃありません。
実は、役所関係や生活インフラの手続きがめちゃくちゃ多い…!
とくに、遠方への引っ越しや離婚・別居を伴う場合は、抜け漏れがあると後からトラブルになることも。
ここでは、「これは最低限やっておこう!」という手続きを、わかりやすくまとめました。
どこに引っ越しても必要な手続き(共通)
手続き項目 | 内容・ポイント |
住民票の移動 | ・転出届(旧住所の役所)→転入届(新住所の役所)・マイナンバーカードがあれば一部オンラインOK |
印鑑登録の変更・抹消 | ・引っ越し先で再登録が必要になることが多いです |
国民健康保険・国民年金の変更 | ・会社員でない人は、役所で住所変更を・転出・転入届と一緒に済ませるとスムーズ |
運転免許証の住所変更 | ・警察署や運転免許センターで手続き可 |
銀行・クレジットカードなどの住所変更 | ・最近はほとんどがネットで変更できます |
児童手当・児童扶養手当などの変更 | ・役所で住所変更か再申請が必要・今もらっているのが元パートナー名義なら要注意! |
遠方への引っ越しで必要になる手続き
手続き項目 | 内容・注意点 |
転校手続き(子どもがいる場合) | ・新しい学校に転入届を出す・今の学校で「在学証明書」と「教科書給与証明書」をもらう |
健康保険証の切り替え(国保) | ・引越し先の自治体で再発行手続き |
マイナンバーカードの継続利用申請 | ・転入先の役所で手続きが必要(放置すると無効に…) |
自動車の登録変更(ナンバー変更) | ・引越し先が違う管轄ならナンバーも変わる可能性あり・私はナンバーそのままでいたら、警察にめっちゃ止められました(笑) |
近場の引っ越しなら、手続きは最小限!
近距離の引っ越しなら、意外とやること少なめです。
・住民票の変更
・保険や銀行など住所変更
・子どもの転校なし
このくらいで済むので、比較的ラクですよ◎
確認用チェックリスト(共通)
- 転出届・転入届(住民票)
- 印鑑登録の変更・抹消
- 国保・年金の変更
- 免許証の住所変更
- 銀行・クレカの住所変更
- 児童手当・児童扶養手当の変更
- ネット契約の住所変更
- マイナンバー手続き
- 子どもの転校(必要なら)
- 自動車の登録変更(必要なら)
やることが多すぎて混乱しそうだけど、「チェックリストにして1つずつ潰す」のがコツです!
とくに【児童手当】【扶養手当】などは、変更しないと支給が止まることもあるので要注意です。
引っ越し前の「不用品仕分け」はお金に変わるチャンス!
引っ越しが決まったら、まずやるべきなのが「モノの見直し」。
引っ越し先で使わない物をそのまま運ぶのは、時間もお金もムダになってしまいます。
とくに、
- サイズが合わない家具や家電
- もう着ない服やかばん
- 読まない本や遊ばなくなったおもちゃ
こういった物は、早めに【処分 or 売却】しておくのがおすすめです。
私がやった「不用品仕分けと売却術」
私は今回の引っ越しで、持ち物をかなり見直しました。
そして、使わないものを売ることで、なんと約3万円のプラスに!
これは初日の外食代と、引っ越し費用の足しになってくれました◎
日用品・服・バッグを売るなら
「これはまだ使えそうだけど、使ってないな…」
そんなものは、まとめて買取できるサービスが便利です。
段ボールに詰めて送るだけ。査定も早くて、忙しい人でもサクッと片付きます。
本・DVD・おもちゃならまとめ売りが◎
子どもが大きくなって使わなくなったおもちゃやDVD、ゲームなども、実は意外と売れます!
段ボール送付も無料で、集荷までしてくれるので本当に楽ちんでした。
仕分けのポイント
- 「半年使ってないもの」は手放すサイン
- 「とりあえず引っ越し先で考える」はNG
- 売れそうなものは先にチェックしておくと◎
「捨てる」とお金がかかるけど、「売る」とお金になります。
忙しい中でも、宅配買取サービスを活用するだけでお得&時短になりますよ!
マイナンバー&郵便転送で「手続きの手間」をぐっと減らす!
引っ越しのときに地味に面倒なのが、役所関係の各種手続き。
住民票の異動、児童手当、免許証の住所変更、保険の切り替え……
どれも外せないのに、窓口がバラバラだったり、何度も足を運ぶ必要があったりで、本当に大変ですよね。
でも、最近は便利な制度やサービスが少しずつ増えてきていて、うまく活用すれば手間を大幅に減らすことも可能なんです!
マイナンバーで「転出届」がオンラインでできる!
ご存じでしたか?
マイナポータルを使えば、転出届がネットで出せる自治体が増えてきているんです!
たとえば、
- 引っ越し元の市区町村 → オンラインで転出届を提出
- 引っ越し先の市区町村 → 窓口で転入届(これだけは対面必須)
という流れになります。
私も実際に使ってみたんですが、引っ越し前の役所に行かずに済んだのは本当に助かりました。
注意ポイント
対応していない自治体もあるので、事前に「マイナポータル対応か」確認が必要です!
郵便局の転送届もネットでサクッと!
引っ越し後に「大事な郵便が旧住所に届いてた!」なんてこと、避けたいですよね。
郵便局では、転送届を出せば1年間、旧住所に届いた郵便物を新住所へ無料で転送してくれます。
これもオンラインで手続きできます⇩
⇨郵便局|転居・転送サービスページ(公式)
フォーム入力後に本人確認が必要ですが、マイナンバーカードがあればスムーズでしたよ◎
手続き系は「できるだけ早く」がカギ!
引っ越し直前はとにかく忙しくなりがち。
余裕を持って手続きしておかないと、
- 児童手当の振込が遅れる
- 保育園の手続きで不備が出る
- 健康保険証の発行が間に合わない
など、意外なところで困ることに…。
「マイナンバー」と「ネット手続き」をうまく使えば、引っ越しの手間が半分以下になる感覚でした!
今はスマホだけでもできることが多いので、ぜひ活用してみてください。
引っ越し後に「やってよかったこと」と気をつけたいポイント
無事に引っ越しが終わった後、ホッとする間もなくやることは山積み。
でも、ここで少し工夫するだけで、後の生活がぐんとラクになります。
私自身が「これはやっておいてよかった」と感じたこと、
逆に「もっと早くやればよかった…」と反省したこともあったので、ここでまとめておきます。
1. すぐ使うものは「引っ越し直後ボックス」にまとめておく
引っ越し直後って、段ボールの山から日用品を探し回る羽目になりがちです。
だからこそ、前もって「これだけあれば1日過ごせる」グッズを一つの箱にまとめておくのがおすすめです。
私が実際に入れておいたもの:
- 着替え(2日分)
- タオル
- 歯ブラシ・洗面用具
- 箸・紙皿・紙コップ
- スマホ充電器
- ハサミやダンボールをしばる紐などの作業用品
- 子どもの好きなお菓子
- 学校で使う用品(次の日が学校であれば)
このボックスがあるだけで、慌てずに一晩乗り切れました。
2. 新居の周辺を早めにチェック
引っ越してすぐの数日間は、とにかく生活がバタバタしがち。
その合間に少しでも周辺を歩いておくと、必要なときに迷わず動けます。
チェックしておくと安心な場所:
- スーパーやドラッグストア
- 小児科・内科などの病院
- 学校や保育園までのルート
- 公園や遊べる場所
離婚時の引っ越しは近くだったのでしませんでしたが
もう少し子供が小さい時に遠くに引っ越してきました。
その際は一緒に散歩しながら場所の確認をしましたよ。
子供が小さくて大変だった記憶がありますが、知らないと!と思いながら周辺を回ってました。
3. 不要な段ボールの処分は早めに
段ボールが家の中に積まれているだけで、気分がどっと疲れますよね。
可能であれば、引っ越しから3日以内にはある程度片付けを終えて、段ボールも処分したいところです。
地域によってはゴミ出しルールが厳しいので、引っ越し前に調べておくと安心です。
私はゴミの分別ルールを事前にチェックしておいたので、スムーズに片付きました。
4. 子どものメンタルケアも忘れずに
大人は「無事に終わってよかった」とホッとしますが、子どもは環境の変化に戸惑っていることも。
新しい学校・保育園に慣れるまでは、様子をよく見てあげたい時期です。
片付けや新しい環境に慣れるために親も大変でヘロヘロになっていますが、子供との会話の時間は増やしていきたいところ。
子供の慣れは早いものです。
初めのうちは目を光らせて何か嫌な気持ちになっていないかコミュニケーションが多く必要だな〜と感じました。
引っ越し後は私もなるべく子供達との会話の時間を多くとっています。
ちょっとした会話の中で、子どもが安心できる空気をつくってあげられるといいですね。
まとめ:バタバタでも大丈夫。ひとつずつで引っ越しは進んでいく
離婚や別居による引っ越しって、ただでさえ気持ちが不安定な中で、
子どもや仕事、手続きやお金のことなど、考えることが山ほどありますよね。
私も「こんなに大変だなんて…」と心が折れそうになったことが何度もありました。
でも、やることをひとつずつ整理して、優先順位をつけて取り組んでいけば、
ちゃんと前に進めます。
今回ご紹介したような準備や工夫が、少しでもあなたの引っ越しの負担を減らして、
新生活を気持ちよくスタートする手助けになれば嬉しいです。
そして、もし「お金のことが不安」「支援制度をもっと知りたい」と思ったら、
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
▶ 離婚・別居で引っ越しするときのお金の不安、どう乗り切った?8万円で済んだ私の方法と支援制度まとめ
あなたとご家族の新しい一歩が、少しでも軽やかになりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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